小泉八雲『むじな』はなぜこわい?紀国坂で泣く女、顔のないのっぺらぼう、そば屋の屋台での二度目の恐怖まで、あらすじと5つのポイント

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顔のない「のっぺらぼう」の話、子どものころに聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。そののっぺらぼうの怪談としてよく知られているのが、小泉八雲の『むじな』です。この記事では、青空文庫で読める翻訳などをもとに、『むじな』のあらすじと、この話がこわいと言われる理由を、やさしくまとめました。ネタバレを含むので、先に作品を読みたい方は読んでから戻ってきてくださいね。

この記事では、青空文庫で公開されている小泉八雲『怪談』の翻訳と、記念館などで紹介されている八雲の基本情報の作品の公開ページと作家紹介ページをもとに、小泉八雲『むじな』のあらすじと怖さについて5つのポイントで整理します。後半の、『むじな』を読んで、紀国坂の話をもっと楽しむ読み方は、この記事の提案です。

※この記事は、2026年10月時点で青空文庫で公開されている小泉八雲『怪談』の翻訳と、記念館などで紹介されている八雲の基本情報に掲載されている内容をもとにしています。作品の解釈は人によってさまざまです。ここでは一般に紹介されることの多い内容と、読み方の一例をまとめています。翻訳によって表現がちがうこともあります。

この記事でわかることは、次のとおりです。

  • 小泉八雲『むじな』 5つのポイント
  • 『むじな』を読んで、紀国坂の話をもっと楽しむ読み方
目次

『むじな』はどんな作品?

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『怪談』に収められた話

『むじな』は、小泉八雲の作品集『怪談(Kwaidan)』に収められた話として知られています。

のっぺらぼうの話

顔のない「のっぺらぼう」が出てくる話として、よく紹介されています。

舞台は東京

話の舞台は、東京・赤坂の紀国坂とされています。

項目 内容
作品名 むじな(Mujina)
作者 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)
収録 『怪談』
舞台 東京・赤坂の紀国坂
登場するもの のっぺらぼう

小泉八雲『むじな』 5つのポイント

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1. 紀国坂の夜道

話は、昔の紀国坂が夜になると人通りの少ない、さびしい坂だったという説明から始まります。

2. 泣いている女

ある商人が夜の坂で、しゃがんで泣いている女を見つけ、声をかけます。

3. 顔がない

女がふり向くと、その顔には目も鼻も口もなかった、という場面が知られています。

4. そば屋の屋台

逃げた商人は、そば屋の屋台の明かりを見つけて助けを求めます。

5. くり返しのこわさ

屋台の主人に話をすると……という結末が、この話のいちばんのこわさとしてよく語られます。

5つのポイント早見表

ポイント 青空文庫で公開されている小泉八雲『怪談』の翻訳と、記念館などで紹介されている八雲の基本情報の案内
紀国坂の夜道 舞台は紀国坂
泣いている女 泣く女
顔がない のっぺらぼう
そば屋の屋台 屋台の明かり
くり返しのこわさ 二度目のこわさ

あらすじ

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夜の紀国坂

昔、紀国坂は日が暮れると、とてもさびしい場所だったと語られます。

女に声をかける

ある夜、商人が坂を上っていると、ひとりの女がしゃがんで泣いていました。

顔のない女

心配して声をかけた商人の前で、女は顔をなでて見せます。その顔には何もありませんでした。

屋台で

夢中で逃げた商人は、そば屋の屋台にたどり着きます。主人に話をすると、主人もまた……。

なぜこわいと言われるの?

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助けを求めた先で

ほっとした場所で、もう一度こわい目にあうという流れが、こわさを強めていると言われます。

静かな描写

大きな音や血の出る場面はなく、静かな描写でこわさを感じさせます。

顔がないという不気味さ

目も鼻も口もないという姿は、想像するほど不気味です。

結末の余韻

最後の場面のあと、明かりが消えるような終わり方が、読んだあとにも余韻を残します。

「むじな」ってなに?

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動物の名前

むじなは、アナグマやタヌキなどを指して使われることがある言葉です。

化ける動物

昔話では、むじなやタヌキ、キツネが人を化かす話がたくさんあります。

題名の意味

題名の『むじな』は、のっぺらぼうの正体をほのめかしているとも読めます。

日本の昔話との関係

人を化かす動物の話は、日本の各地に伝わっています。

紀国坂ってどんな場所?

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赤坂の坂

紀国坂は、東京の赤坂にある坂として知られています。

名前の由来

紀州徳川家の屋敷があったことにちなむ名前と紹介されています。

今の紀国坂

今は車通りも多い道ですが、昔はさびしい場所だったと作品では語られます。

散歩のときに

作品を読んでから歩くと、ちがう景色に見えるかもしれません。

小泉八雲ってどんな人?

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ラフカディオ・ハーン

小泉八雲は、ラフカディオ・ハーンという名前で生まれた作家です。

日本へ

明治時代に日本へ来て、松江や熊本、東京などで暮らしたと紹介されています。

日本の怪談を伝える

日本の怪談や伝説を英語で書き、海外に伝えました。

妻・セツ

妻のセツが語った話も、作品のもとになったと紹介されています。

『怪談』に入っているほかの話

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耳なし芳一

平家の亡霊に耳をとられる琵琶法師の話です。

雪女

雪の夜に出会う美しい女の話です。

ろくろ首

首がのびる、あるいははなれる妖怪の話です。

一晩に一篇

短い話が多いので、一晩に一篇ずつ読むのもおすすめです。

のっぺらぼうの話は昔からあった?

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各地の言い伝え

顔のない妖怪の話は、日本の各地に伝わっているとされています。

八雲の書き方

八雲は、聞いた話をもとに、自分の言葉で物語にまとめたと言われています。

二度出てくる形

一度逃げた先でまた出会う形は、ほかの怪談にも見られます。

子ども向けの本

子ども向けの絵本や本でも、よく紹介されています。

読むときのポイント

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短いので一気に

短い話なので、一気に読めます。

場面を想像する

夜の坂道や屋台の明かりを想像しながら読むと、こわさが増します。

翻訳を比べる

いくつかの翻訳を読み比べるのも楽しいです。

声に出して

声に出して読むと、怪談らしい雰囲気が出ます。

英語で読むなら

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原文は英語

八雲の作品は、もともと英語で書かれています。

短い文章

短い話なので、英語で読むのにも挑戦しやすいかもしれません。

Mujina

英語の題名は「Mujina」です。

翻訳と比べる

日本語の翻訳と比べて読むと、表現のちがいを楽しめます。

朗読で楽しむ

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耳で聞く怪談

怪談は、耳で聞くとまたちがったこわさを感じられます。

夜の時間に

静かな夜に、明かりを落として聞くのもおすすめです。

朗読会

八雲ゆかりの地では、朗読会が開かれることもあります。

子どもと

子どもと一緒に聞くときは、こわがりすぎないよう気をつけましょう。

八雲ゆかりの地

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松江

島根県松江市には、小泉八雲記念館や旧居があります。

熊本

熊本にも旧居が残っていると紹介されています。

東京

東京でも晩年を過ごしたと紹介されています。

紀国坂

作品の舞台の紀国坂を歩いてみるのもいいですね。

都市伝説とのつながり

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夜道の怪談

夜道で出会うこわいものの話は、今の都市伝説にも通じるところがあります。

「顔」のこわさ

顔が見えない、顔がないという話は、今もいろいろな形で語られます。

助けを求めた先で

安心した先でまたこわい目にあう形も、都市伝説によく見られます。

語り継がれる話

昔の怪談が、形を変えて語り継がれているのかもしれませんね。

子どもに話すときは

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こわさの加減

子どもに話すときは、こわさの加減を考えましょう。

昔話として

むじなが化かす昔話として話すと、こわさがやわらぎます。

明るい時間に

夜が苦手な子には、明るい時間に話すのもいいですね。

本で一緒に

子ども向けの本を一緒に読むのもおすすめです。

商人の気持ちになって読む

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親切心から声をかける

商人は、泣いている女を心配して声をかけます。親切な気持ちが、こわい出来事のきっかけになるところも印象的です。

逃げるときの必死さ

顔のない女を見て、夢中で坂をかけ上がる場面からは、商人の必死さが伝わってきます。

明かりを見つけた安心

屋台の明かりを見つけたときの、ほっとした気持ちを想像してみましょう。

安心からの落差

安心した気持ちが大きいほど、そのあとのこわさも強く感じられるのかもしれません。

明治の東京の夜を想像する

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街灯の少ない夜

今とちがって、昔の夜道は明かりが少なかったと考えられます。真っ暗な坂道を思い浮かべると、話のこわさが増します。

屋台の明かり

暗い道で見つけた屋台の小さな明かりは、とても心強く見えたはずです。

人通りの少ない坂

作品では、紀国坂は日が暮れると人通りが少なかったと語られます。

今の街と比べる

明るい今の街と比べながら読むと、昔の夜の暗さがより感じられますね。

『むじな』を読んで、紀国坂の話をもっと楽しむ読み方

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ここからは、青空文庫で公開されている小泉八雲『怪談』の翻訳と、記念館などで紹介されている八雲の基本情報の案内をもとにした、この記事の提案です。

まずは作品を

青空文庫などで、まずは作品を読んでみましょう。

題名を考える

題名の「むじな」が何を表しているのか考えてみましょう。

ほかの話も

『怪談』のほかの話も読んでみましょう。

舞台を歩く

機会があれば、紀国坂を歩いてみるのも楽しいです。

よくある質問

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『むじな』はどこで読める?

青空文庫で翻訳が公開されています。

どんな話?

紀国坂で、顔のない女に出会う商人の話です。

のっぺらぼうの正体は?

題名から、むじなが化けたものとも読めます。

舞台の紀国坂はどこ?

東京の赤坂にある坂として知られています。

『怪談』にはどんな話がある?

耳なし芳一や雪女、ろくろ首などがあります。

原文は何語?

英語で書かれています。

子どもに読ませても大丈夫?

こわさの感じ方は子どもによってちがうので、様子を見ながら読んでみましょう。

八雲の記念館はどこ?

島根県松江市に小泉八雲記念館があります。

こわさのポイントは?

助けを求めた先でもう一度こわい目にあうところが、よく挙げられます。

夜の坂道と屋台の明かりを想像しながら

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小泉八雲の『むじな』は、紀国坂で顔のない女に出会った商人が、逃げた先の屋台でもう一度こわい目にあう、のっぺらぼうの怪談です。短い話なので、静かな夜に一篇だけ読んでみてはいかがでしょう。読んだあとは、題名の意味もゆっくり考えてみてくださいね。

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この記事を書いた人

うわさと事実を分けながら、都市伝説の由来や文化的背景を調べて紹介する編集部です。

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